三月のうた [日記のようなもの]
わたしは花を捨てて行く
ものみな芽吹く三月に
わたしは道を捨てて行く
子等のかけだす三月に
わたしは愛だけを抱いて行く
よろこびとおそれとおまえ
おまえの笑う三月に
作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹
この曲を初めて聴いたのは、石川セリさんのアルバムで。
何度かライブでも歌いました。
この曲は、映画「最後の審判」の挿入歌として作られたのですが、
なんと、それを歌っていたのは私の師匠なのでした……。
それを知って以来、私はこの曲を歌うのをなんとなく躊躇していました。
3月21日は大塚GRECOにて、念願かなってピアノの伊藤志宏氏とデュオ。
彼のピアノで、この曲を歌ってみたいな、と思い、準備していたのですが、
どうしても、3月に逝ってしまった友人のことが思い出されてしまって、
なんだか悲しくなりすぎるので、歌うのをやめました。
GRECOはピアノも歌も、とてもよく響くお店です。
素晴らしいピアノの音にのせて歌ったのは、歌い慣れたスタンダードナンバー。
過ぎ行く「時」を思い、その「時」の中に癒しを見いだすような歌。
そして、大好きだった友人に向けて歌う、恋の歌。
そんな選曲でした。
私の思っていることが、歌になって語られていきました。
このデュオを楽しみにして聴きにいらして下さった皆さんに心から感謝です!
もっと力をつけて、再びこのデュオを実現させたいなあ。
翌日は、池袋P's Bar。
パーカッション石川祐子ちゃんのバースデーライブでした。
祐子ちゃん、昨年より確実にスキルアップしていてスゴイです。
ギターの田口悌治さんとは初共演でしたが、予想どおりの素晴らしい演奏で、
歌っているうちにどんどん自分のテンションが上がっていくのがわかりました。
1stステージの後半で、フルートの小島のり子さんもシットインして下さって、
これがまた超ゴキゲン♪
本当にアツく楽しいライブになりました。
満員のお客様と一緒にお誕生日のお祝いができるのは、とっても嬉しいことですね。
祐子ちゃん、おめでとう! きっといい1年になるね♪
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