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カンタ!ティモール [日記のようなもの]

東ティモールという、21世紀に入ってから独立した国のことを、
この映画を観るまで私は何ひとつ知りませんでした。

映画「カンタ!ティモール」の上映会。

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会場は上北沢の賀川豊彦記念 松沢資料館の礼拝堂。

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もう20年も訪れていなかった懐かしい場所。
1週間のうちに3回も訪れることになりました。
不思議なご縁です。

2時間弱の映画の中で、とてもたくさんのことが語られていて、
一度観ただけではそのすべてを心にとどめることはできませんでした。

家族、いのち、神様、自然、自由、平和、戦い、祈り、音楽 ………。

とても強い信念とメッセージをもって作られた映画だと思います。
観る人によって、また観る時によって、
心に残る場面は変わっていくのでしょう。
ぜひ皆さんに観ていただきたいです。
各地で上映会が開かれているようです。
公式サイトに情報がありますので、ぜひチェックしてみて下さい。
 http://www.canta-timor.com/index.html


インドネシアの軍事統制下、24年もの間続いた非情な殺戮。
東ティモールの人々の3人に1人が殺されたそうです。
森の中に潜み、ゲリラとして命がけで戦う東ティモールの人々は、しかし
捕虜としてとらえたインドネシアの兵士に危害を加えることはしない。
自分の家族を殺した敵が憎いに決まっているのに、
それでも捕虜達には、独立の精神を諭し、理解されるまで語り、そして解放する。
それを繰り返すうち、いつしかインドネシアの中にも東ティモールのシンパが生まれたそうです。

インドネシアにはアメリカや日本が莫大な資金を提供していました。

でもこのドキュメンタリーを取材する日本人に対して、東ティモールの人々は
「爆弾を落とされた日本の人は、私達と同じ。気持ちがわかるでしょう。」と語ります。
なんと慈愛に満ちていることでしょう。
その精神の源となっているのが何なのか、この映画の中に答えがあったと思います。


映画を観ながら、思い出した言葉があります。
それは、先日同じ礼拝堂で執り行われた友人の出棺式の際、
牧師先生がお話しになられた言葉です。

『平和というのは神様がくださった賜物なのです。』


たくさんのことを感じさせてくれたこの映画に出会わせて下さった方々に感謝です。
また機会があったら観に行こうと思います。

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